目からウロコ

　
　そっか。
　まったく気がつかなかった。
　脱帽。

　楽器の輸入をしていた頃、明らかに小売店よりも輸入代理店（あるいは問屋さん）、そしてそれよりもメーカーの方が圧倒的に情報を持っているとは熟知していた。
　いくら優秀な小売店が虚勢を張っても、それは井の中の蛙。
　そんな自称優秀な小売店があげる情報を、何百何千と獲得できるのだよ、もっと上にいると。
　ましてや、優秀でもなんでもない田舎のショップが得る情報なんてのは、蛙の面にしょんべん、田舎のプレスリー、下手すりゃただのクレイマー。
　物を作れるヒトがスゴイ、オレなんかそれを仕入れて並べて売るだけ。
　物を作るヒトに、文句など言える道理もない。

　ほんと、目からウロコなこの展開、一ヶ月以上悩んでいたなんてウソみたいアホみたい。

　まだまだ修行足りず、しかし、残された時間も足りず。
　でも、めげずに先を見据えます・・・。