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2011.10.12 (Wed)

夏油高原スキー場MTB2時間耐久レース

 「夏油高原スキー場に、マウンテンバイクのレースコースできる?」
 すべてはこの質問から始まった。

 「できるよそんなものいくらでも」
 ・・・こう答えてしまって、このドタバタしまった劇が始まった・・・。

 でもできるにしても、「夏油高原温泉郷紅葉まつり」の開催される10月8・9・10日でのイベントということだから、準備期間はたったの1カ月。あまりにも周知期間が短いし、体育の日前後でイベントがてんこ盛りの季節だし、なにより競技用のマウンテンバイクなんて、この数年で数台しか売れていないから誰もこないよ、と忠告してみた。
 先般開催された、ロードレーサーによる夏油高原ヒルクライムレースに600人近くの人が集まったからって、同じ自転車でも事情がまったく異なるのだ。ロードレースに600人なら、マウンテンバイクだと1/100の6人がせいぜいだと思ったマジで。

 でもね。
 そんなジジイの、ツマラナイ人生を重ねた結果の杞憂などなんのその、ドンドンとオハナシは進んでいった。
 自分なら、途中でギブアップなにもなかったことに、みたいな危うさだったが、なんとか12チーム24名の皆さんに集まっていただいて、晴天のもと昨日の10日に無事に開催できた。
 逆に、ブームで集まった人たちではなく、ホントに自転車がマウンテンバイクが好きな人たちの会になったから、これぐらいの人数の方がちょうどよく、楽しい一日となった。

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 開会式。
 オレは、「できるよ」と答えただけなのに、なぜにマイクを持ってコース説明やらルール説明などをしておるのじゃ・・・?

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 バイクをスタートラインに並べて、選手は写真の上の方に写っているスキーセンターの階段のところ。
 スタートの合図とともに、走ってここまで来る。

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 その部分のアップ。
 で、「できるよ」と答えただけのオレが、なんでスターターなんだ・・・?

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 スタート地点で待ち構えるギャラリー。

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 来た来た、誰も途中で転ばなくてよかった・・・。

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 いよいよバイクに乗って、スタート!

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 わが「チーム北上SOUL RIDER」の宴会部長、3人の孫を持つ「チャリ爺」も快走! マウンテンは汚れるし疲れるからイヤだと言いながら、真っ先にエントリー。自転車がホントに好きだからね。
 後方のスキーセンターの中にも、ナニゴトが始まったのかと大勢のギャラリーが。
 マウンテンバイクのレースなんて、初めて見るヒトが大半なんだろうなぁ。自分たちが最後にエントリーしたのが7年前、2004年の大東町でのレースだもんね。

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 最初の周回だからみんな元気いっぱい。急な上りをグイグイと昇っていく。

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 左側コース。登り切ったらその右側を降りて来て、林の下を通って右側の斜面に。
 「紅葉まつり」の一環のイベントだが、紅葉はやっと色づいてきた段階で、まだまだこれからだね。

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 2時間でコースを何周できるかを競うレースで、タイムレースではないから、疲れたら休むし交代もできる。。
 1チーム3名までOKで、人が多いほど有利に思うが、交代時に一時コースアウトしてゼッケンを付け替えたりするロスタイムもあるから、一概には言えない。

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 だんだん疲れてくると、急斜面を押して昇る人が増えてくる。

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 少しアップで。

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 さらにアップで。
 こうしてみると平らに見えるが、かなりキツイのだ。
 無理に乗るより、押して駆け上がった方が速かったりして笑える、おっと笑っちゃいけないが。
 でも、そんなの自転車レースじゃあないよな。
 しかもナニが楽しいんじゃ、山をゼーゼーしながら自転車押して歩いて。
 苦行? 一銭にもならないし。
 ひょっとして、ドMの集まり?
 で、見て笑っているのはドSの集団・・・?

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 今回のイベントでは、(株)GIANTさんに全面的にお世話になりました。コーステープの提供や協賛品までいただきました。ワタクシは自転車屋で自転車イベント屋じゃあないから、まったくのシロート運営でゼニもなく、GIANTさんの協力がなければ、この大会自体が成立しなかったと思えるほど。
 で、宣伝を兼ねて、ド~ンとフラッグを載せます。
 ありがとうございました!
 どうしよう、もっと売れっ! とか言われたら・・・。

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 こっちが右側のコース。
 左側より平坦だが、コースレイアウトは結構キツイ、ドSなワチキガ作ったさかいに・・・。

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 しかし、こうして比較的スピードの出せる作業道もコースの一部に。
 これで、万歩計から推定しただけで正確ではないが、一周1.5~2.0㎞弱のコースができた。

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 4日前に届いたばかりの、GIANT2012年モデル「ANTHEM X3」。
 これは、試乗車として仕入れたのだが、ま、自分のニューバイク。
いつもお店に置いて、お客様に試乗していただけば同じことだから、インチキじゃあないよね?
 ツレ殿の「ANTHEM X2 W」は、フツーに仕入れたし。
 そのバイクも、マウンテンを持っていないお客様に貸し出して初レース、2時間をフルに戦ったよ。

 まさに絶好の試乗機会となったが、試乗希望者が絶えずドロドロボロボロ。
 おまけに変速も壊れてしまった、まだ自分は30メートルぐらいしか乗っていないのに・・・。

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 そして、長かったような短かかった様な2時間が経過して、ゴールシーン。
 2時間たってから一番早くきたヒトって意味で一等賞ではないのだが、なんとなくゴールテープを切るのは誰でもウレシイもんだな。
 しかし、ウエアが懐かし過ぎのシブ過ぎ。
 マウンテンバイクの現状が、これでわかるってか。
 なぬ、わからない?
 ・・・それならそれでよし。

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 で、「できる」って答えただけのオレが、なんで表彰状を読んでいるんだ?

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 し、しかも、賞品まで渡しちゃって・・・。

 おっと、ここで言っておかないと。
 GIANTさんにいただいた協賛品はすべて、お店で売ろうなんてせこいことは考えず(スンマセン、少し思ったりはしました・・・)、すべて選手の皆さんにお渡ししました、ありがとうございます!

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 3位入賞の3人組。
 右側でバンザイしている彼はもともとトライアスリートなんだが、たまたま前日に仲間と試走に来て初めてMTBに乗ってドツボにはまってしまい、翌日に入賞の快挙! 夜勤明けをものともせず爆走しておりました。

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 黄色い急造スタッフジャンパー。
 協同組合のものに、白い紙をピンで貼り付けただけ・・・。

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 ・・・そして、撤収。
 あ~あ、終わってしまえば長かったようであっという間の2時間。
 まさに、兵どもが夢の跡。

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 右側の斜面も、ナニゴトもなかったかのように・・・。

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 もう、疲れた・・・。
 選手として走ってないのに、べったりと疲れた。
 でもこの年になると、物を売るだけではなくこうして場所を提供して楽しんでいただくことも考えなくっちゃね。
 30代の頃は、先輩達に一杯遊ばせていただいたもの。
 今回のイベントのノウハウも、あの頃(ウチのお店のお客様だけで50人も大会に出てたんだよ)経験したことが、そのままカタチになっただけだから。

 しかし、スキーをするわけでもなく、コース作りや修復作業その他諸々で5回もスキー場に足を運び山を歩き回った。
 その歩数、約10万歩。

 自分にとってこれは「2時間耐久レース」ではなく、「10万歩耐久レース」だったな・・・。


PS. 写真は、ほとんどツレ殿が撮ったものです。一番残念なのが、写真を思いっ切り撮れなかったことです。でも、そんな余裕なかったです・・・。
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07:58  |  ■team北上Soul Rider race etc.  |  トラックバック:(0)  |  コメント:(0)
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